森山未來の声と身体、光で感じる 新感覚の朗読パフォーマンス
私たちが本当に見ているものは何なのか。この問いの答えを見つけるとき、選び取ることの大切さに気づくことができるでしょう。パフォーマンス《見えない / 見える ことについての考察》は声と残像、そして森山未來の身体を通して私たちに語りかけてきます。
《見えない / 見える ことについての考察》はノーベル文学賞作家ジョセフ・サラマーゴの『白の闇』という小説から着想を得たテキストのリーディングを中心としたパフォーマンスです。ある日人々が突然視力を失う、それはいわゆる「黒い闇」ではなく、ミルクのように圧倒的な白い闇なのです。人々はパニックに陥り、弱者と強者の立場が入れ替わるなどの混乱がおきます。最後は視力を取り戻しますが、この体験を通して彼等は、見ることと見えないことの境界をリセットし、不確かな現代の中で本当に見なければならないものについて再考するのです。
この『白の闇』に、モーリス・ブランショ作の『白日の狂気』がメタテキストとして絡まってきます。これは強い光で視覚を失いそうになること、すべてが見えすぎることによってかえって見えなくなることを比喩的に語っています。明滅する光の残像の中に浮かび上がる森山未來の身体と、透徹した声で読まれる2つのテキストの響き合いは、未知のヴィジョンへと観客を誘っていきます。
(キュレーション:長谷川祐子 初演時概要より引用)
そして2020年、当たり前の日常を失い、新しい生活を築くこととなった我々に「本当に見ること」について問いかけます。
「見えない / 見える」ことについての考察
[日時]
10月14日(水)15:00開演 ★
19:00開演
10月15日(木)15:00開演
19:00開演
10月16日(金)15:00開演
19:00開演
10月17日(土)14:00開演
18:00開演
10月18日(日)14:00開演
18:00開演
※★オープニング公演(報道カメラや記者が同席する場合があり、写真に映り込む可能性があります。)
※各回とも開場は開演の30分前
※上演時間 1時間35分(途中休憩15分あり)
[会場]
横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
[チケット]
平日 6,500円
土日 7,000円
※全席自由・入場整理番号付
※未就学児のご入場はご遠慮ください
[チケット取扱]
イープラス
森山未來 Mirai Moriyama
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1984年、兵庫県出身。 5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本 格的に舞台デビュー。2013年には文化庁文化交流 使として、イスラエルのテルアビブに1年間滞在、 インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダン スカンパニーを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。 ダンス、演劇、映像など、カテゴライズに縛られ ない表現者として活躍。近作として、初監督作品 ショートフィルム「Delivery Health」(9月20日 公開)、武正晴監督作品映画「UNDERDOG」 (11月27日公開)などがある。 |
【演出・振付・出演】森山未來
【キュレーション】長谷川祐子
【テキスト】ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」(翻訳:雨沢泰、河出書房新社刊)
モーリス・ブランショ「白日の狂気」(翻訳:田中淳一 ほか、朝日出版社刊)
【共同振付】大宮大奨
【照明】藤本隆行(Kinsei R&D)
【音響】中原楽(ルフトツーク)
【映像】粟津一郎
【舞台監督】尾崎聡
【協力】藤井さゆり、三宅敦大
【制作協力】伊藤事務所
【企画・制作・主催】サンライズプロモーション東京
【共催】横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
[お問合せ]
サンライズプロモーション東京
TEL:0570-00-3337(平日12:00-15:00)
JAPAN LIVE YELL project ヨコハマ&カナガワ
文化庁令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」
【主催】文化庁、公益社団法人日本芸能実演家団体協議会、
横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)