<活動期間:2026年4月から2028年3月までの2年間>
横浜赤レンガ倉庫1号館では、2022年4月から館独自の振付家制度を設け、横浜の企業、大学、文化拠点と連携して創造、上演、普及、アーカイブ等の活動を繰り広げてきました。
3期目(2026年4月~2028年3月)となる振付家制度では、2025年3月26日から公募を行い、24名のエントリーから一次選考(書類選考)と二次選考(6名の審査員との面談)を経て、康本雅子(やすもとまさこ)に決定しました。選考は、創造性、実現性、影響力、社会性、地域性、国際性の6つの視点で行われ、地域を巻き込むユニークな提案と多様性を尊重した普及活動の実績が高く評価されました。今後、横浜を拠点として交流の場をつくり、ダンスの価値や意義を広く共有していく活動を赤レンガから展開していく予定です。
横浜赤レンガ倉庫1号館 次期振付家
康本雅子 (やすもと まさこ)

始まりはダンサー、いつの間に振付家、キリがないがダンサー。
自作品を発表する他、音楽、演劇、映像、アニメ、建築など異ジャンルとの共同作品や、市民参加公演の演出・振付も行う。
劇場以外での上演も多数行っており、別府混浴温泉世界、鳥の演劇祭、瀬戸内国際芸術祭などに参加しては、リノじゃない地面を探す。近年の作品は、ぶっ叩き合う親と子の循環ゲーム「子ら子ら」、見える人と見えない人が一緒にダンスの見方を探る「音で観るダンスのワークインプログレス」(企画・田中みゆき)、BPM260にセットされた欲望絵巻「全自動煩脳ずいずい図」を発表。
のち、休憩。
今年、ワークショップの企画運営を行う団体「ああ99ビビ」を立ち上げ、あらゆる特性の子を混ぜる「子どもどるダンス部」や「マジな性教育マジか」を始動中。
よって生活とダンスと仕事の内角和は270度。
■活動期間
2026年4月から2028年3月までの2年間
■主な活動内容
次の4つの活動をベースに、横浜の文化拠点や関係者、当館の専門人材等との対話により2年間の活動内容を構成します。
(1)創造活動・・・当館や横浜市内の団体や個人と連携してリサーチや創作を行う。
(2)上演活動・・・過去上演作の再創作や新作の上演。
(3)普及活動・・・市民、学生、子ども、シニア、若手振付家等対象の活動。
(4)アーカイブ・・上記の活動を中心とした報告会や活動記録の公開。
■審査員
石井達朗(舞踊評論家、慶応大学名誉教授)
堀内真人(KAAT神奈川芸術劇場 支配人/事業部長)
新井鷗子(横浜みなとみらいホール館長)
布目英一(横浜にぎわい座館長)
庄司尚子(横浜美術館教育普及グループ 主席コーディネーター)
小野晋司(横浜赤レンガ倉庫1号館館長)
横浜赤レンガ倉庫1号館 振付家の活動について
1期目:梅田宏明(2022年4月~2024年3月)
https://akarenga.yafjp.org/news/2082/
2期目:小㞍健太(2024年4月~活動中)
https://akarenga.yafjp.org/news/3428/