横浜赤レンガ倉庫1号館は、2022年4月に館独自の振付家制度を始動しました。3期目(2026年4月~2028年3月)となる今期の振付家は、24名のエントリーから一次選考(書類選考)と二次選考(6名の審査員との面談)を経て、康本雅子(やすもとまさこ)に決定しました。
康本雅子は、2004年、横浜ダンスコレクション(現ヨコハマダンスコレクション)のコンペティションに参加、その繊細かつ奔放な舞台作りでつねに熱い視線を浴び続けてきました。また、創作活動だけでなく、親子向け性教育ワークショップや、あらゆる特性の子を混ぜるダンスワークショップ、企業向けワークショプなど、幅広い層の多様な人々に向けたワークショップを積極的に行っています。これまでに東京、福岡、京都と活動の拠点を移しながら、それぞれの地域に根ざした活動を続けてきた経験も持ち、横浜赤レンガ倉庫1号館振付家として、地域との連携・協働を目指して活動します。

2026年4月からの2年間、横浜の文化拠点や地域と協働しながらダンスの価値や意義を広く共有する取り組みを展開。対話を通して課題意識を引き出し、他ジャンルとの創作方法のシェアや、さまざまな環境におけるアーティストが抱える課題を共有し向き合うなどダンスをはじめ舞台芸術の活性化を目指します。

1.知りたい聞きたいトーク会
2.作り手同士のシェアワークショップ
3.クリエーション&上演


1.知りたい聞きたいトーク会


アーティストが継続的に活動していくために、今抱えてること、気になってること、たまには皆で話す会。遠方や家庭の事情があるアーティストも参加しやすいよう、オンラインで全4回開催予定です。

【 第1回 】「地域で活動するアーティストの話を聞きたい!」

第1回は、山形県大石田町で地域おこし協力隊として活動していた久保田舞さん、兵庫県在住で子育てをしながら地域での活動を続けている京極朋彦さん、そして宮崎で体育館兼劇場「透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき(CandY)」を運営しながら活動する「んまつーポス」の豊福彬文さんをお迎えします。
それぞれ異なる地域や立場で実践を重ねる3名に、地域における支援のあり方や直面している課題、今後の展望について話してもらいます。

モデレーター:康本雅子
ゲストスピーカー:久保田舞(山形)、京極朋彦(兵庫)、豊福彬文 [ んまつーポス ](宮崎)

日時:2026年5月12日(火)10:00~12:00
実施方法:オンライン|Zoom
ご予約:Peatix(無料) *お申込・詳細はこちらから

【 第2回 】2026年7月10日(金) 開催予定 ※詳細決定次第、情報掲載します。
テーマ:助成金についてのノウハウなど…|ゲストスピーカー:奥野将徳

【 第3回 】2026年8月開催予定 ※詳細決定次第、情報掲載します。
テーマ:子育てをしながらのアーティスト活動って…!

【 第4回 】2026年9月開催予定 ※詳細決定次第、情報掲載します。


2.作り手同士のシェアワークショップ


ジャンルを超えたアーティスト同士の交流と個々の創作活動の視点を広げることを目的とした実践型プログラム。美術・音楽・演劇・ダンスなど…の“作り手”をコアメンバーとして互いの創作手法をシェアし合うワークショップです。
コアメンバーは公募により募集予定です。詳細が決まり次第、改めてご案内いたします。


3.クリエーション&上演


まだ秘密まだ白紙まだこれから。

上演予定:2027年2月17日(水)・18日(木)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール


康本 雅子 / Yasumoto Masako

始まりはダンサー、いつの間に振付家、キリがないがダンサー。
自作品を発表する他、音楽、演劇、映像、アニメ、建築など異ジャンルとの共同作品や、市民参加公演の演出・振付も行う。
劇場以外での上演も多数行っており、別府混浴温泉世界、鳥の演劇祭、瀬戸内国際芸術祭などに参加、リノじゃない地面を探す。近年の作品は、ぶっ叩き合う親と子の循環ゲーム「子ら子ら」、見える人と見えない人が一緒にダンスの見方を探る「音で観るダンスのワークインプログレス」(企画・田中みゆき)、BPM260にセットされた欲望絵巻「全自動煩脳ずいずい図」を発表。
近年、ワークショップの企画運営を行う団体「ああ99ビビ」を立ち上げ、あらゆる世代の多様な人々に向けてワークショップを展開中。
2026年4月 横浜赤レンガ倉庫1号館の振付家として活動開始。

康本 雅子 SNS FacebookInstagram

ー 主な活動実績・上演歴 ー
2004年「脱心講座〜フラチル編〜」(セッションハウス)
2008年「チビルダミチルダ」(アサヒアートスクエア)
2012年「絶交わる子、ポンっ」(シアタートラム)
2017〜2024年「子ら子ら」を京都、横浜、愛知、福島、大阪、熊本にて上演
2020〜2023年「全自動煩脳ずいずい図」を京都、東京、北九州、横浜、豊橋にて上演
2021~2022年「音で観るダンスのワークインプログレス」を城崎、京都、横浜にて上演
その他、ショーケースでの参加として韓国、タイ、マレーシア、イタリア、スペイン、アメリカで上演する他、13年には上海ビエンナーレのオープニングパフォーマンスとして招聘される。
また瀬戸内国際芸術祭、静岡ストレンジシード、別府混浴温泉世界、鳥の演劇祭、那須スペクタクル・イン・ザ・ファーム、六本木アートナイトなど地域のフェスティバルにも多く出演している。

ー 受賞歴 ー
2004年『脱心講座〜昆虫編』が横浜ダンスコレクション旧バニョレ国際振付賞にてナショナル協議員賞を受賞
2004年 『メメごと』が東京コンペ主催ダンスバザール大賞にて優秀賞を受賞
2006年 『メクラんラクめ』がトヨタコレオグラフィーアワード最終審査会にてオーディエンス賞を受賞

主催・制作:横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]


これまでの横浜赤レンガ倉庫1号館振付家の活動はこちらをご覧ください。
梅田宏明(うめだひろあき) 活動期間:2022年4月~2024年3月
小㞍健太(こじりけんた)  活動期間:2024年4月~2026年3月