2020年に発表した新たな振付家制度では、12月から公募を開始、60名のエントリーから一次専攻(書類選考と二次選考(6名の審査員との面談)を経て、梅田宏明が横浜赤レンガ倉庫1号館の振付家に決定しました。
梅田宏明は2002年の「横浜ダンスコレクション」での上演作が評価され、ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ(フランス)での上演を果たしたことにより、以降世界40ヵ国・150都市以上で活躍。作品創作では振付、ダンスだけでなくサウンド・映像・照明デザインも手がけ、近年は身体的感覚にフォーカスするインスタレーションを制作して世界各地のフェスティバル等で上映しています。
2022年4月1日から2024年3月31日までの2年間、様々な対話機会に参加して横浜の文化拠点や地域との協働関係を深めながら、舞踊をはじめ舞台芸術の価値を社会に開いていく展開を目指します。
創造活動
当館施設や横浜市内の連携施設を活用して、リサーチや創作を行います。ダンスの分野のみならず地域社会と繋がり、創作のプロセスを共有します。
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公演
2021年ワークインプログレスとして開催した「indivisible substance」 の上演や、ユニークな動きに焦点を当てた『Movers Platform』、新作(2023年度)を上演します。
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アウトリーチ
横浜市内の文化施設やみなとみらい地区等の企業や学校等でのダンスワークショップを実施します。
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※2022年の活動はこちらから
アーカイブ
日々の活動や創作の裏側、これから始まる新たな出会いをオンライン(YouTube)で発信します。
詳細は後日公開
プロフィール
梅田宏明
振付家、ダンサー、ビジュアル・アーティスト。
2002年の「横浜ダンスコレクション」で発表した『while going to a condition』が高く評価され、フランスのランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニに招聘される。以後、パリのシャイヨー国立劇場共同制作『Accumulated Layout』や、YCAM共同制作作品『Holistic Strata』等、ソロ新作群が旧作と共に世界のフェスティバルや劇場より招聘され、これまでの公演先は世界40ヵ国/150都市以上に上る。また、委託振付作品もヨーテボリ・オペラ・ダンスカンパニーやL.A. Dance Project等に提供している。近年は錯視と身体的没入感覚にフォーカスしたインスタレーション作品も制作。2018年には、映像作品が21_21 DESIGH SIGHTやNTT InterCommunication Center [ICC]で展示されたほか、ダンス作品を元に制作されたドーム型映像作品も世界各地のフェスティバルで上映されている。2014年には日本の若⼿ダンサーの育成と自身のムーブメントメソッドの発展を目的として「Somatic Field Project」を立上げ、ワークショップや振付作品の制作等も行っている。また2017 年には日本のコンテンポラリーダンスシーンの活性化と成熟の⼀助になることを目指し「振付家ワークショップ」を開始している。
ー 主な活動実績・上演歴 ー
【海外】(抜粋)
2002年より、世界40ヵ国/150都市以上、延べ300以上の舞台・⾳楽・テクノロジーアート関係の劇場やフェスティバルにて公演を行っている。公演先に、LʼOpera Bastille、Maison de la danse、Theatre national de Chaillot(以上フランス)、Sydney Opera House(オーストラリア)など。
【国内】(抜粋)
2002年 横浜ダンスコレクション (while going to a condition)
2008年 新国立劇場(Accumulated Layout)
2010/13年 あいちトリエンナーレ(Haptic, Adapting for Distortion, Holistic Strata)
2011年 山口情報芸術センター[YCAM](Holistic Strata)
2018/19年 あうるすぽっと(主催公演、Intensional Particle, Holistic Strataその他振付作品)
ー 受賞歴 ー
2010年 アルスエレクトロニカ(オーストリア)デジタルミュージック・サウンドアート部門入賞
2016年 Fulldome Festival(ドイツ)Frameless Frenzy賞受賞
2018年 Immersive Film Festival(ポルトガル)Best Immersion賞受賞